組み立て
ここまできたら、
ますますノっていきます!
組み立てで使う道具はこんなもの達です〜
1番左のソフトハンマーは、
ガラス板の位置をたたいて調整したり、
ヘラで鉛線を調整する時にヘラのおしりを叩いたり・・・
いろいろ大活躍!
左から2番目と3番目のヘラは、
鉛線をカットするもの。
専門卸店で扱っているもの・・・ではなく、
身の回りで手に入るヘラに自分で刃をつけています。
これが確かに使いやすい!
そして1番右のヘラは、
主に鉛のふちを抑える時に使います。
組み立ての順番も重要!
スムーズに進められる順番を見出し開始。
ここで熱く語りたいのが鉛線の交わる箇所!!
鉛の端を交わる鉛の間に差し込み、
ガラスではさみこんで組んでいきます。
きちんと交点で鉛が差し込まれていることがわかるでしょうか??
北海道でもフランスでも、
この作り方が当然だと思い疑問も持たなかったのですが、
実は日本で創られているステンドグラスのほとんどが、
入れ込むことをせずにただ切りそろえているだけ。
接点部分にはハンダを施すので、
見た目は全く変わらないわけです。
「トンつき」と言われたりする方法で、
長年ステンドグラスをお仕事にしている人曰く、
この方法でなければ採算なんてとれない・・・て。
そうなんです、
ものづくりの世界では時間が重要な価値でもある。
それで食べていっている人にとって時間がかかる作り方を続けることは、
半端のない想い、理由がなければできない。
このトンつきではなく、
きちんとひとつひとつ入れ込んで創る最大の理由は強度。
比較にならないくらい強度が増します。
この鉛をきちんと入れ込む創り方をしていると、
丁寧に組まなければ裏返した時にΣ( ̄。 ̄ノ)ノはみ出している・・・てことになります(^◇^;)
でも、きれいにはまっていると爽快!
ここで問題!
フランス伝統の製法で創られたステンドグラスの耐久年数は何年でしょう?!
答えは100年。
これは鉛の耐久も含めての数字なので、
ガラスだけについていえば、もっともっと長いそうです・・・
例えかかる時間はおそろしく違っても、
そこに意味を見出し、
フランスも師匠も、
この創り方を続けてきたのです。
わたしも続けていきたいなぁ・・・。
贈ってくれた友達達、施主でもありデザインも共にした友達家族たち、
そして自分・・・の想いを込めて創り出したものが、
そんな人たちがこの世から消えてからも遺るなんて・・・
なんかロマン?!( ´▽`)
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