ステンドグラス
Stained glass [Vitrail]
様々な表情をもつ板ガラスで表現していきます。
まず何より、
ガラスそのものが持つ質感、表情が本当に素敵です。
板ガラスを大きく分類するとすれば、2つ。
・アンティークガラス
職人さんによる手作りガラス。透明感が抜群。表面がゆらぐような表情を持ちます。
・カセドラルガラス
工場で製造されるガラス。アンティークより透明度は落ちますが、安価で質感の種類も実に豊富です。
その他、日常住宅で目にする一般的な透明ガラス、フロートガラスなども、
有効に活用することができます。
また、
仕上がった板ガラスそのものに後から加工する技法もあります。
◯サンドブラスト
◯エッチング
◯絵付け
などなどで、
自分なりの表現を施すことができます。
バーナーワークや吹きガラス、フュージングなどの技法が、
熱の力による加工“ホットワーク”と呼ばれるのに対し、
ステンドグラスは“コールドワーク”と呼ばれたりします。
(ハンダを使用する時は熱の力を用いますが・・・)
ガラス同士のつなぎ方には主に以下のような技法があります。
◯鉛線と呼ばれるH型に加工された線の間にはさみ込みながらつなげ、
ハンダやパテにより固定します。
◯コパーテープと呼ばれる銅テープをガラスの縁にめぐらせ、
ハンダでつなげていきます。
その他、
直接壁に埋め込んだり、
木材とコラボレーションしたりするのも、
とーっても素敵です(≧∇≦)
ぜひ、
下記のネットギャラリーで覗き、
そして工房へ実物を眺めに来てみてください♪
やっぱりガラスの魅力は2次元では表現しきれません〜( ̄▽ ̄)
Concept
デザインにおいて大切にしていること
それは、デザインにおける “抽象” “普遍” “余白”、
そして受け取る側の “想像” です。
移りゆく時代、個人の感性は変わりゆくもの。
長い人生の瞬間瞬間に合った希望・勇気が湧くもの。
それは、
受け取り手の想像の余地あるデザインではないでしょうか。
人の手で“普遍”を創り出すなんておこがましく不可能かもしれませんが、
ステンドグラスの寿命は100年、
ガラスだけでいえば、
太古のガラスも遺っているくらいですから、
それ以上かもしれません。
そんなガラスの魅力を、
施主さまのご希望を尊重しながら、
追い求め、伝えられるよう目指しています。
Order
ご注文はアクセスからお気軽にご相談ください(^ ^)
[価格]
サイズ、デザインや使用技法などにより変わります。
例:800×300mm
カセドラルガラス使用
納期約1ヶ月
税抜13万円前後
例:800×300mm
アンティークガラス/特殊ガラス&カセドラルガラス使用
納期約1ヶ月
税抜15万円前後
例:800×300mm
アンティークガラス/特殊ガラス&カセドラルガラス使用
一部エッチング技法やサンドブラスト技法使用
納期約2ヶ月
税抜25万円前後
・・というのが、
伝統的技法の一般的価格ですが、
わたしの目指しているところの所以で、
材料や技法、納期などを駆使して、
価格はできるだけご希望に沿うように、
そしてみなさんと一緒に、
身近なステンドグラスの世界を創っていけたらいいなぁ・・と思っています。
お気軽に、提案、ご相談ください( ´▽`)
Gallery of Stained glass[Galerie de Vitraux]
----- パネル -----
『 暁 - あかつき - 』
工房東側の窓。1日のはじまり。揺らぐ空気や光を抽象化して表現しました。様々なガラス、技法を駆使し、
和にも洋にも、生活にも、溶け込むデザインを目指しました。
作品サイズ:600×1200mm
使用ガラス:アンティーク、ニューアンティーク、カセドラル
使用技法:エッチング、サンドブラスト
『 l'espace - 宇宙:そら - 』
中心の青い円部分は、「フッ化水素酸を用いたエッチング」でデザインしています。
作品サイズ:450×450mm
使用ガラス:アンティーク、ニューアンティーク、カセドラル
使用技法:エッチング
『 infini - 無限 - 』
青、橙、黄ガラスには様々な手法によるエッチング。
黒く流れる模様は、
「グリザイユ」と呼ばれる西洋ステンドグラス絵付け用絵の具を墨流しにヒントを得てガラスに写しとりました。
枠なんてものともしない〜無限の広がりを感じていただけるでしょうか・・・
作品サイズ:900×700mm
使用ガラス:アンティーク
使用技法:エッチング、グリザイユ(絵付け)
[上]12世紀フランス、教会ステンドグラスの模写
作品サイズ:655×195mm
[下]16世紀フランス作品の模写
作品サイズ:470×280mm
どちらもステンドグラスの本場、
フランスで勉強していた時の習作・・の中でもお気に入りです。
絵付けや修復の技術、
そしてステンドグラス発祥の地のエスプリ?を学びました。
『千煌』
「波千鳥」「麻の葉」をモチーフに・・・というご希望。
どちらも幸せを象徴する和柄。
私のデザインを土台に施主さまがデザイン。
サンドブラストの表現方法も試行錯誤を繰り返しました。
シンプルなデザインや色を心がけ、
どこまでも希望や空想が広がる作品に仕上がりました。
無色透明ガラスのさまざまな質感、その中に光るイリデセントガラスの虹色、透過光が周囲の壁に投影している様子などなどにもご注目ください。
作品サイズ 930×330㎜
使用ガラス スペクトラム ココモ (イリデセント)
使用技法:サンドブラスト