製図!
こんな道具を使います。
これらは建築設計でも使われるもの。
そう、ステンドグラスのパネル制作は、
建築分野。
我が師は自分の仕事は建築業界だと認識しているとのこと。
建築の一部として、
デザインされたサイズぴったりに納めなければならない。
これが、
簡単なようで相当難しい。
平面だから立体より簡単と思われがちですが、
実際は逆というわけです。
( デザイン段階ですでに建築。様々な取付環境や強度を考慮してデザインします。)
そして、道具ひとつひとつが大切。
スケール(定規)に至っては当然JIS1級。
2級じゃダメなんか〜高価なんですけど〜(><)と嘆きながら、
仕事へのプライド、誇りになっていくものですね(^ ^)
いやいや、そういう問題じゃない、そうじゃなきゃ創れないだけ。
・・という師匠の声が聞こえそうですが・・・
ペンシルもコンパスも、
鉛筆とかではなく芯のみのものを使います。
芯は4H。
今は手に入らなくなったけど昔は7H。
濃い分だけ芯が柔らかくなり先が潰れて太くなるから、
製図が狂いやすくなるんですね。
硬くて細いラインで、
いかに精度をあげていくか!です。
もう一つの大事なポイントは、
できるだけコンパスを使って製図していくということ。
垂直二等分線により中心を決めたり、垂線をひいたり、
同一方向から等分に計測することにより、
製図のズレをいち早くチェックしたり・・・。
ひとつひとつに考え抜かれた理由があり感心するばかり・・・。
あ、というのも、この技術、
ステンドグラスのメッカとも言える、フランスの伝統技術なのです。
これからひとつひとつの制作過程で、
そのエスプリ?や意味づけを紹介していけたらなと思っています。
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